国内FXとの比較

国内FXと海外FXを比べてみました

FXを始めるにあたって、選択肢は大きく2つあります。

国内FXと海外FXです。

もちろん、どちらかひとつを選ばなければいけないというわけではありませんので、国内FXと海外FXの二刀流でもいいでしょう。

どちらにしても、FXを始めるのであれば国内FXと海外FXにそれぞれどのような違いがあるのかを理解しておかなければいけません。

今回は、国内FXと海外FXと比べてみたいと思います。

年間の取引高

まずは、年間の取引高で国内FXと海外FXを比べてみましょう。

年間取引高というのは売買代金とも言えるわけですが、実は取引量としては国内FXのほうが多いと言われています。

そもそも海外FXにおいては取引高についてあまり取り上げられないというか、あまり注目されていないようです。

日本というのは小さな島国なので「海外」と名の付くものはとにかくスケールがでかいと思われがちなのですが、取引高に関しては国内FXのほうが多いのです。

というのも、国内FXの大手が「FXの年間取引高6年連続世界第1位」と謳っているのです。

2位以降も国内FXが多く見られるようです。

意外に思われる方も多いでしょうが、もともとFXというのはCFDの一部です。

言い換えると、外国為替証拠金取引が証拠金取引の一部となるわけなのですが、日本では一時期これが大ブームとなりました。

祖の影響もあって、その取引量のほとんどが日本国内での取引となっているわけです。

逆に、同じCFD、つまり証拠金取引でも株式指数などになってくると先物取引などの類似金融商品とシェアを奪い合っているような形になりますので、日本国内での取引量というのはそう多くありません。

国内FXには他にも魅力があるのですが、それらの魅力というのは取引量の多さから来ている部分も少なくありません。

取引量が多いからこそ国内FX同士での競争が起こり、そこからよりよい国内FXが出てくるわけです。

レバレッジ

次に、レバレッジなのですが、レバレッジに関しては海外FXの圧勝という感じです。

というのも、国内FXの場合、レバレッジは25倍に規制されています。

その25倍のレバレッジですら、最大で10倍に規制しようかという話が出ているのです。

今後、国内FXではどんどん最大レバレッジを規制していく方向に動いていくでしょう。

それで海外FXに乗り換えるというか、移行しているFXトレーダーも多いです。

一方で、海外FXになってくると最大レバレッジは数百倍、数千倍というレベルになってきます。

国内FXが最大で25倍ですから、比べるまでもないというか比較になりません。

この圧倒的な差を見せつけているレバレッジが海外FXにおける最大の魅力と言ってもいいでしょう。

国内FXの場合、金融庁が口を出せるというか金融庁の影響が大きくなってきます。

しかしながら、海外FXになってくるとそこまで金融庁の影響が及びません。

もちろん、金融庁は金融庁で海外FXにもあれこれと働きかけはしているのですが、海外にあるFX業者なので日本の金融庁があれこれ言ったところでスルーできてしまうのです。

一応、海外FXの中にも金融庁の言うことを聞いているところはあるのですが、かなり限られています。

このあたりはまだまだグレーというか、曖昧な部分が多いのです。

スプレッド

国内FXと海外FXでは、スプレッドにも違いがあります。

国内FXは原則固定スプレッドが多く、海外FXは変動制スプレッドが多い傾向にあります。

国内FXは原則固定スプレッドであるDD方式(ディーリング方式)、海外FXは変動制スプレッドであるNDD方式(ノーディーリング方式)というのはあくまでも傾向ではあるのですが、頭に入れておいて損はありません。

もちろん、国内FXでも変動制スプレッドを導入しているところはあります。

固定スプレッドはスプレッドが固定されることでスプレッドそのものをあまり気にする必要がなくなるのですが、変動する可能性もありますし、FX業者によって違いがあって統一性がない部分もあります。

変動制スプレッドというのはものすごく有利になることもあれば、逆にものすごく不利になることもあります。

感覚としては、住宅ローンの固定金利と変動金利に似ているのかもしれません。

どちらにもメリットとデメリットがあるので、一概にどちらが良いとは言えないのです。

アプリやツール

国内FXと海外FXでは、アプリやツールなどにも違いが出てきます。

アプリやツールに関しては、日本人にとって使いやすいかどうかを考えるとやはり国内FXのほうが有利と言えるのかもしれません。

国内のサイトと海外のサイトだと、国内のサイトのほうが使いやすいというのと同じです。

日本人が日本人目線で作っているものは、使いやすくなるものです。

それでいて、先でもお話しましたように国内FXに関しては国内での競争が激しいため、より良い国内FXが出てきやすいです。

取引量も多いので利益を上げやすいですし、その利益からアプリやツールを開発するということもできるわけです。

ただし、海外のアプリやツールの中には世界規模で支持を集めているようなものもあります。

日本人という小さなくくりで見た場合には国内FXのほうがアプリやツールは充実していますが、日本人というくくりをなくしてしまうと海外FXのほうが優秀なのかもしれません。

グローバルな視点を持っている方であれば、海外FXのアプリやツールのほうが使いやすいこともあるでしょう。

投資家の保護

国内FXと海外FXでは、投資家の保護の仕方も違ってきます。

国内FXは基本的に金融庁の規制や監視を受けています。

だからこそ、最大レバレッジなども規制されているわけですが、これは一応投資家を守るためにおこなわれているのです。

「本当に投資家を守るのであればレバレッジではなく別のところを規制すべきなのでは……?」と思う方もいるかもしれませんが、それは一旦置いておきましょう。

金融庁としてはレバレッジを投資家のリスクに直結するものとして、規制をしているわけです。

だからこそ、「ハイレバレッジな海外FXを使うのは自己責任で」というスタンスをとっているのです。

金融庁は国内FXへの指導や監督をおこなっており、信託保全などFX業者そのものが倒産するなど万が一のことがあったときに投資家を守れるようにしています。

ただ、海外FXは日本の金融庁の管轄ではありません。

もちろん、海外FXがまったく投資家のことを考えておらず、守ってくれないというわけではありません。

金融庁が口出しできる国内FXのほうがそのあたりは、考えているのかなという印象です。

税金

最後にご紹介するのが、税金です。

同じFXでも国内FXと海外FXでは、税金の処理の仕方が違います。

国内FXで得た利益は申告分離課税に区分されるのに対して、海外FXで得た利益は雑所得の扱いになり、本業の収益と合算して課税する総合課税という形になります。

海外FXだと国内FXのように前年の損失を今年の利益で相殺する損益通算といったものが利用できません。

国内FXと海外FXのどちらにしても、利益が出た場合には確定申告をしなければいけない可能性が出てきますので、注意しておきましょう。

確定申告は知らなかったでは済まされないものなので、特に注意が必要です。